世界で一番危険な都市
〜ヨハネスブルグへ〜
 1月27日、南アフリカへの旅がスタートした。

 香港で乗り継ぎ。10時間の待ち時間で香港の夜景も楽しめLUCKY。
目的地南アフリカに到着したのは日本を発ってから28時間後だった。

 ようやくヨハネスブルクに到着すると、ムッとするような暑さの中、エジプト人の友人のワエルの出迎えを受ける。
 南アフリカは9ヶ月がサマータイムで、冬は3ヶ月だけ。日本のジメットした湿度はなく、カラッとしていて過ごし易いがやはり暑い。空港から直滞在先へ。ホテルの値段は日本とほぼ同じぐらい。と言うより日本の高級ホテル並みの値段。
俺達は、B&B(ベッド&ブレックファースト)と呼ばれる貸し別荘のような処に泊まることになった。<4部屋+リビング+ダイニング+庭>経営者は白人の女性で、庭にはプールが付いていた。この国では、裕福な暮らしをしているのはほとんど白人で、多くの家はプールが付き。そしてガイドブックによると、どのページにも『危険』の文字が....。俺達の滞在地はヨハネスブルグでも安全だといわれているサントンだったが.....?

多少の不安感を抱きつつも、まずは、近くのサントンスクエアーで遅いランチを。そこはとにかく綺麗ででかい複合ショッピングモールだった。
店店店、人人人、店、人、店、店....規模が違う。
南アフリカの歴史といえば、金やダイヤモンドの発見により、海外から、一獲千金を狙っての移民の流入によって、種々雑多な民族が流れ込んできた。
その歴史があるように、町には、店には様々な人種が溢れかえっていた。
どこの国だかまったくわからない。
南アフリカのイメージと言えば、果てしなく広がる草原に無数の動物〜裸で暮らす原住民.....しかしここはまったく違った。西洋の文化が取り入れられモダンな都市として存在していた。食べ物も洋服も生活雑貨も豊富にあふれている。生活している黒人も白人も、みんなフレンドリーで、挨拶をすれば、笑顔で返してくれる。
俺のアフリカのイメージとあまりの違いに驚くばかり。
世界でもっとも危険だといわれている都市ヨハネスブルグはアフリカ大陸の中で、もっともアフリカらしくないところだった。