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あとりえっじとは>>ひこうき雲
  ひこうき雲 〜DJから特攻隊へ愛をこめて〜    

脚本
草部 文子

アクター
東 武志
ARCHE
森 雅紀
武智 大輔

演出
伊勢 直弘

制作
倉田 英志

制作アシスタント
宿里 文子

アトリエッジ+プラス
御代田 悟
野崎 淳之介
小桧山 崇
富樫 大
齋藤 聡

音楽:青山 知正
デザイン:藤沢 真帆

プロデューサー
奈美木 映里

   1999年偶然、知覧の特攻平和会館に行って、私は人生が変わってしまう程のショックを受けました。
勿論『神風特攻隊』の存在は知っていましたが、そこに展示されていた千人を超す遺影の数々と直筆の遺書や遺品は、私の中に新たな指針を示してしてくれました。

それまで、イケイケでアメリカ大好き業界人だった私は、初めて自分が日本人であった事に魂レベルで気付かされました。

『なんか違う…』私は戦後すっかり塗り替えられていた第二次世界大戦の歴史に関する誤認に気付く事になります。何と無知であった事でしょう。もう人生半ばを過ぎようとしている人間が、自分の国を愛せていなかった事に気付き、深く恥じ入りました。
それまでの私に「祖国の為」…そんな言葉は私には『死語』でした。仕事人生の大半をラジオを中心としたのエンターテーメント業界で、かっこいい外人のマネをする事にやっきで、日本の良さに目を向ける事すらない有り様でした。

その日から私は、バカだった業界人としての罪滅ぼしが始まりました。

その第一歩が『飛行機雲』のラジオドラマ制作でした。放送台本は、ARCHEと光邦と三人で、初台のデニーズで、朝迄かかって決めたストーリーでした。「今、自分達が仕事でやっているラジオの放送を特攻隊員達が聞いたら、何と思うだろう?」そんな素朴な発想から描いた『飛行機雲』。

このラジオドラマは、今は亡き、ラジオプレスのドン上野さん監修の元、(株)サンディのDJの総力を上げ制作し、東京FMをキースーテーションに全国のFM局でオンエアーされ大評判となりました。2000年下半期のギャラクシー賞奨励賞を受賞し、2006年にはTBSラジオでもリメイク版『飛行機雲』が制作されました。


  そして舞台版『飛行機雲』も2000年の春から始めました。最初は特攻隊員は三人、坂本光太郎、天野真一、後藤広明だけ…その他主要キャストは整備兵の中原正人と智恵子、上官の宇佐美少佐、そしてDJ坂本未来…。本当に少人数のコンパクトなモノでした。そして初『飛行機雲』の舞台は、中野のプランB。観客は50人入れば一杯の小劇場でした。


  アトリエッジの基本概念『Pray&Play』はこの作品から生まれました。クリスチャンの私が神道の素晴しさに惹かれる様になったのもこの頃からです。

又、『飛行機雲』にまつわるあまりに多い奇跡のか数々に『霊』など何も見えない私ですが、いつしか英霊の魂を信じざるを得ない様になりました。不思議体験の数々は、いつか機会があったら別のモードで書いてみたいと思います。

  毎年夏に公演を続けている『飛行機雲』。2009年に十周年を向かえ、タイトルも、元々の「ひこうき雲」と改め、世界各地での公演と言う新たな挑戦に向かって第一歩を踏み出して行きます。

どうぞまだご覧になっていない方々も、毎年違う演出を楽しみに来て下さっている方々も、是非今年も『ひこうき雲』の世界へお越し下さい。きっと心が暖かく、今よりもっと人が好きになれるはずです。熱い涙のアトに…。

奈美木映里(=草部文子)

「ひこうき雲」公演履歴

2000年4月  PLAN-B
2000年8月  TFMホール
2001年8月  中野アクトレ
2002年8月  シアターモリエール
2003年4月  川崎クラブチッタ
2003年8月  シアターモリエール
2003年9月  サンエール鹿児島
2003年12月 デュオステージBBs
2004年8月  シアターサンモール
2004年10月 宮崎懸護国神社
2005年8月  シアターサンモール
2006年3月  靖国神社(流れる雲よ)
2006年7月  シアターサンモール
2007年7月  スペースゼロ
2008年9月  東京芸術劇場小ホール1(第20回池袋演劇祭参加作品)
2008年9月  富山県教育文化ホール

 

 

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