ZERO1-MAX
日高郁人選手&藤田ミノル選手

高:今週もやって来てしまいました、後楽園ホール!
  今日はZERO1-MAXで大活躍のこのお二人にお越し頂いております!
日:ショーンキャプチャー、日高郁人です。
藤:特に何もないんですけど、藤田ミノルです。
高:宜しくお願いします。まず最初になんですが、お二人がタッグを組んだ
  きっかけと言うのはなんだったんですか?
日:これはですね、まだ自分がバトラーズで相方が大日本プロレスの頃に、
  JYBっていうジュニアムーブメントがありまして
  その中で、若い俺らが面白くしてやろうって感じでしたね。
高:NWAインターナショナル・ライト・タッグチャンピオンの
  お二人なんですが、今後そのベルトをどのようにしたい、
  というのはありますか?
日:インターナショナルですからね。この王座戦もアレックス・シェリー選手が
  素晴らしい本領を発揮してきたので、そういう外国人選手と
  どんどんやって行きたいですね。ねぇ、相方。
藤:そうですね。日本人選手もいいんですけど、海外のまだ知られてない
  選手とかと戦って防衛して行きたいですね。
日:僕らの場合長く組んでるのもあるし、離れてた時期もあるんですけど、
  やっぱり常に僕が調子悪い時には言葉にしなくとも相方がフォローする、
  相方が調子悪い時は俺がフォローする、と。そういうのが
  言葉にはならなくとも自然に出て来る、そういうチームだと思ってますね。
高:そして、この二人と言えばなんと、5月7日8日に
  ディファカップがあるわけなんですけれども。
  今出場が決った段階での心境を率直にお聞きしてよろしいでしょうか?
日:当然出る気でいたんで、特に心境とかはないですけど。
  まあ、出る以上は優勝。
高:特に今回はノアのジュニアタッグのチャンピオンも出てきますよね。
  倒したらでかいですよね。
日:みんなその名前をあげるんですけど、術中にはまってるんですよ。
  俺等は俺等のチームプレーを貫いて、2日で3試合勝ち抜いて優勝。
藤:ココが一番のチームだろうなって感じなんで、
  二人の連携なり試合をじっくりファンのみなさんに
  堪能させて納得させたいと思ってます。
高:なるほど。
日:3試合ってことは、当然優勝するってことですからね。
高:はい!分かってます。もちろんですよね!
  お二人はいつ頃からプロレスラーになりたいなって思い始めたんですか?
日:僕はベタで申し訳ないんですけど、初代タイガーマスクの佐山聡選手の
  試合を見てからですね。それが小学校…低学年くらいだったかな。
高:それをみてから、もう…。
日:そうですね。
高:これしかない、と。
日:はい。僕らの世代だとそういう人数えきれなくいると思うんですけどね。実際になっていない人も含めると。
高:藤田選手は?
藤:僕もおんなじようなかんじですね、タイガーマスクと…ザ・コブラとかみて。
高:あ、ザ・コブラを見て。今コアなファンにはたまらない名前が出てきましたね。
藤:はい。ザ・コブラが好きだって所がやっぱちょっと違うかなって。
高:今実際に夢を叶えたお二人なんですけれども、プロレスラーになって
  一番辛かったことや嬉しかったことを教えて頂けますか?
日:一番辛かった事はないですね。辛かった事はない。
  まあ、強いて言えば欠場してリングに立てなかった事ですかね。
  一番嬉しかった事もないですね。まだ頂点を極めてないですから。
  その頂点を極めた時に、それが来るんじゃないですかね。
  どこが頂点かは分からないですけど。
高:今おっしゃっていた、辛かった事苦しかった事がない、というのは?
日:それはデビューする前とかも辛かった事とか聞かれましたけど、
  プロレスラーになる為に入門した訳ですからね。
  その辛さも覚悟しての事なんで。プロレスラーって職業をしてる以上、
  辛いのが当たり前ですからね。もう簡単な事、楽な事なんて
  ほとんどないじゃないですか。普段も練習して、
  リングに立つ為に自分のコンディション整えて行かなきゃならないし。
  なんで、辛かった事はない。
藤:やっぱり嬉しかった事はまあ、色々あるんですけどね。
  一番って言うのはやっぱりまだないのかも知れないですね。
  一番辛かった事。これは僕はあるんですけど(笑)
  僕一番最初に大日本プロレスってところでデビューしたんですけど、
  デビューして地元に帰った時におばあちゃんが見に来てくれていて。
  おばあちゃん、あんまり好きじゃなかったのかも知れないんですけど、
  メインイベントでデスマッチをやって、流血戦だったんですね。
  その後に会った時「もうあんたの試合は見に行かない」
  と言われたのが一番辛かったですね。
日:(笑)
高:肉体的にじゃなく精神的に辛かったんですね。
藤:そうですね、はい。なかなか辛かったですね。
高:藤田選手は僕ちょっと記事を見たんですけど、プロレスラーになる為にお金をためてメキシコに行ったと。
藤:はい、なる為じゃなくてなってからですね。なってから、海外に行こうと思ったんですがその当時貯金も何もなかったので
  プロレスラーになってからまたバイトするっていう生活になってましたけどね。
高:ずっと長い間タッグを組んでいて、お互いの良い所とココだけは直して欲しいっていう所はありますか?
藤:これは多分僕から言った方がいいと思うんですけど、相方に直して欲しい所は特にないんですよね。
  僕がだいたい甘えっぱなしなんで。相方と言えども、ちゃんとしたお兄ちゃんとちゃんとしてない弟って感じで。
高:なるほど(笑)
藤:だから、相方の方が言いたい事あるんじゃないでしょうか?(笑)
日:直して欲しい所はメールの返事が異様に短いって言った事があるんですけどね。
  「はい」とか…あ、それは違う人だ。でも、僕がずっと調子悪い時期とかは相方が支えてくれてましたからね。
  相方はB型なんですよ。僕がまあO型ってことでそこが違いかな、と思っていたら、数カ月前に僕B型であると言う事が発覚したんですね。
高:えっ?
日:32年間O型だと思って生きてきたら、献血をした時にB型だと…。
高:本当ですか?!(笑)
日:うちのおかんはコレを聞いて大爆笑したんですけどね、ごめんも言わないで。
  だからそれを思えば似てる所もあるのかなって。だから直して欲しい所は特にないですね。
  以前はよくほっといたらダブルブッキングとかしてたんですよね。二つ同じ日に試合受けちゃったり。
  まあ今はそういうのもないですしね。頼まれるとうんって言っちゃうんですよ。相方が調子が悪い時とかも
  「今日は飲んじゃダメだ」っていっといても「藤田さん、酒のみます?」って言われると飲んじゃうんでね。
  その頼まれたら嫌と言えない性格を、5歳年上の僕がちょっと言うくらいなもんでね。全然特にはないですよ。
藤:同じ血液型だから、ここまでやってこれたんだなって事が最近発覚したんでね。
日:僕もB型が理解出来ていたんでしょうね。
高:なるほど。では、夢を達成する為に、一番大事な事ってなんだと思われますか?
日:やっぱり、自分を信じる事じゃないですかね。自分を信じて、信じた以上は気持ちに負けない努力をする。
  まあそんな偉そうな事言えないですけどね。
高:藤田選手は?
藤:もう、何にも負けない強い信念が大事なんじゃないかな、と思います。
  B型は嫌いな事には全く興味持たないんですけど、好きな事に関しては一生懸命になるんで…って別に
  B型だけがプロレスラーになるわけじゃないですけど!(笑)
日:でもB型の人多いんですよね。B型になって考えてみると。
  僕もB型だからプロレスラーになれたのかも知れないですね。
高:(笑)それでは、夢を追っている人に何かメッセージを頂けたら嬉しいのですが。
藤:たまに、電車とかバスとかで「30歳になったから〜」とかたまに聞くんですけど、
  本当に自分のやりたい事は何を投げ打ってでもやった方がいいんじゃないかな、と思いますね。
高:はい。日高選手もお願いします。
日:あのね、努力とかも大切なんですけど、運とかタイミングとかすごい感じるんですよね。運も実力の内とか良いますけど。
  僕の先生が「努力は運をも左右する」と。運を左右する程努力は尊いものなんだという言葉を送って下さったので、
  その言葉を紹介しておきます。
高:それでは、最後にリクエスト曲をお聞きしたいのですが。
日:ケツメイシのサクラで。
高:わかりました。本日は貴重な時間にどうも有難うございました!
日/藤:ありがとうございました。