キャッチコピーは
「世界にお布施!お坊さんだって国際協力」
そうです。お坊さん達が、お寺さんが協力して、NGOの団体を組織しているのです。
1993年に設立された、アーユス仏教国際協力ネットワーク。
仏教の精神をもとに、宗派も関係なく仏教者が集まりお寺とNGOをつないでいく、
とても珍しい、ユニークな団体。
活動は主に、世界で支援を行い、世に伝え続けているNGO団体に助成金を提供している。
なかなかお坊さんがお寺を空けることは出来ないですからね。
また、教育、交流事業も行っている。
世界の現状、問題などを、お寺に集まる人たちに説法の中で伝えている。
 仏教の根本に「縁起の方」というのがあるそうだ。
そして「縁」とは仏教用語。
「全てのいのちは、互いに生かされ生かしあっている。何かが存在するためには、必ず多くのかかわりがあり、
1つの生命ははかり知れない縁に支えられている。必ず何かにつながっている」
 これこそNGOの精神そのものである。
お寺には、地域の人が集まり、交流の場、情報交換の場、問題解決の場になっている。
まさに1つのNGO。
より多くのお寺さんのネットワークが出来れば、大きな力になることは間違いない。
NGO団体にとっても、心強い存在であろう。