子供のいのちを守る会
神楽坂にあるビルの1室の事務所。
主婦の方々が忙しそうに作業をしており、ご年配の男性の姿もあった。
なんだが親戚の家に遊びに来たときに似ている、安心感があった。
今回の取材先は、子供の命を守る会。
副代表の青木紀代美さんと木村さんに話を伺う事が出来た。
 今の時代、不登校や、犯罪の低年齢化、成人病にかかる子供達の増加など、
子供達を取り巻く環境が大きな問題として取り立たされている。
一概にこれが原因だと言い切れないのだが、食生活も1つの要因になっているのは確かだ。
まさに命の源の食。
子供達が肉体的にも、精神的にも健康に過ごすことが出来るために、本当に安全な食品や飲料の
紹介も行いながら、問題提議も行っている。
 青木さんは、35年前、健康な乳牛から取れた本物の牛乳と出会い、
1人でリアカーに牛乳をつめ、自らの命は自分で守る必要性を訴えながら広めていったと言う。
 話を聞きながら、自分の親に言われていたことを思い出した。
毎日3食食べなさい。朝はしっかり食べなさいなどなど。
食事の大切さは分かっていたつもりだが、いつの日か時間に追われ食生活もバラバラに。
健康にはマイナスなのもわかってはいたが改善できず。
自分の健康管理は上手く時間を使えば可能であろうが、子供達はそうはいかない。
食に対する知識もなければ、お菓子などの誘惑に勝てるはずもない。
守れるのは大人たち。
強き母である青木さんの話に、朝ごはんだけでも毎日食べなければと改めて思った。

「自分の生命は自分で守らなければならない」。今まさにそんな時代なのだ。