素晴らしく綺麗で、大きなビルの中にある事務所。
何度も前を通ったことがあったが、その度に見上げてしまう。
東京渋谷にある国連大学ビル。今回の取材先はこのビルの中にあった。
国連の機関の1つに、UNHCRがある。日本の公式な民間支援窓口として、日本国連HCR協会がある。
ご存知だろうか?そしてどんな活動を行っているのか?
正直な話、初めて聞いた名前である。
話を伺った中村 恵さんもおっしゃってたが、何をしている所か分かりづらいとの声も多く、
少しでも広める為に、2005年9月に日本UNHCR協と名称を変更してる。
UNHCRとは国連難民高等弁務官事務所の事。難民の人々に対する人道支援を行っている、NGO団体である。
是非1人でも多くの人に知ってもらいたい。
 難民問題は、全く予測することも出来ず、原因も様々である。貧困、武力紛争、人権侵害、自然災害。
難民の形も様々でありる。難民とは国境を越えて他国に庇護を求めた人々と定義されているが、
国内避難民や紛争被害民、災害避難民、亡命者など
ひとくくりでは解決できない問題になっている。
日本UNHCR協会の名称変更。名前を変えることのリスクは大いにあるだろう。
しかし、そうまでしても難民問題を少しでも広く、多くの人々に知ってもらいたい、
理解してもらいたいという、大きな思いを感じる。
それだけ世界の中でも大きな問題になりつつあるという事でもある。 

もう一度書きます。
日本UNHCR協会は難民に対しての人道支援を行い、
一人でも多くの人に知ってもらおうと活動している、民間団体である。

スーダン国内で故郷を追われた避難民たち。
ダルフール西部にて。
クレジット: UNHCR/K.McKinsey
チャドの難民キャンプに到着し、トラックを降りる
スーダン難民。ほとんどが女性と子どもたち。
男性は戦闘で殺害されたか、村に残り家を守っている
場合が多い。
クレジット: UNHCR協会/井上
スーダン南部では周辺国からの難民帰還が
始まっている。小学校の修復に汗を
流す地元の青年たち。
クレジット: UNHCR/Y.Moriya