インドネシアに点在する数々の島々。地図で見る限り、とても小さく見える。
しかし、インドネシア諸島の端から端までは飛行機で7時間もかかると言う。多民族が生活し、数多くの言語が飛び交っているそうだ。日本とは違った島国模様をみせるインドネシアに開発支援を行なっているのは、今回の取材先、地球の友と歩む会である。
決して大きな事務所ではないが、笑顔の溢れる心地よい空間が存在していた。僕らが訪ねる前には修学旅行生が体験学習に来ていたそうだ。ここ2〜3年、NGO、NPOを訪れる修学旅行生が多くなっている。
修学旅行のルートも変化してきているようだ。僕らも、学生同様、パネルを使って詳しい話を伺えた(笑)地球の友と歩む会は「水・緑・人」に焦点をあてたプロジェクトをインド、インドネシアで行なっている。
特にインドでは、生活用水、清潔な飲料水の不足が大きな問題だ。インドに行
ってお腹をこわした人の話はよく聞くところだ。
井戸を掘ることを中心に衛生面の改善。そして、低い身分に置かれている女性達への自立支援などが主な活動だ。インドネシアでは、有機農業の支援、そして植林活動に力を入れている。
お話を聞かせて下さった米山敏裕さんと八木亜紀子さん
本からのスタディーツアーも盛んで、春、夏に実施をしている。学生の参加
も多く、10代、20代の意識の変革にも尽力を注いでいる。
話のなかで出てきたのだが、日本から欧米圏に行った時にアジア圏の韓国、中
国の人達と仲間意識を感じることが多いと聞いた。
反日感情高ぶるなか、アジアの仲間と手を取り合い進んで行こうとする、地球
の友と歩む会が、今後も架け橋になってくれるのだろう。

白菜ができた!有機農業での村づくりを目指す
森林被覆率8%のスンバ島での緑化事業 ボランティアやインターンが出入りする活気ある事務所
子どもたちのための補習クラスを20の村で運営している
春と夏にスタディツアー/ワークキャンプを実施
女性グループの収入向上活動でホウキづくりをはじめた