買い物や契約で問題が生じた場合の連絡先として、消費者センターがある。
電化製品が壊れた場合は、電気屋さんに電話をすればいい。
 では、NGOの団体を設立したい!または、支援物資を送りたいが、どこに送ればいいのか?寄付をしたいがどうすればいいのか?
 実際にこのような問題に直面したときに、どこに相談をすればいいのか?
この悩みに答えてくれるのが、今回の取材先、国際協力NGOセンター(JANIC)である。
 外務省から認定されている、NGOの相談窓口の一つである。
 それ以外に、数多く存在するNGO団体の広報役を担ったり、連携役であったり、更には、NGOの人材育成などを行っている。
 広報の役割で言えば、例えば、受験生のための大学一覧表があるように、NGO団体を一覧にした冊子も作っている。
一覧になったことで、大学の図書館や市民センター、本屋さんにも置かれるようになったり、小学校の総合学習に使用されることにもなったそうだ。公共性を増したことによって、多くの人の目に触れることにつながった。
 一つの団体では出来ないことも、まとまることによって可能性が広がった一つの例である。
左:お話を聞かせて下さった、広報・渉外担当の森智子さん。       

    下:「国際協力NGOに関する幅広い相談に応じています」

これから先、NGOで働きたいがどんな団体があるのか?自分のやりたい支援はどこで出来るのか?
様々な疑問に答えてくれる強い味方であり、各NGO団体にとっても大きな力だ。
当たり前のようにNGOと言っているが、NGOがひとくくりの組織であると思っている人も多いそうだ。
正確な理解が得られるためにも、この国際協力NGOセンターが、どの団体よりも認知度を広めて欲しいと思う。
左:「事務所併設のNGO市民情報センターはお気軽にご利用下さい」
右:「イベントでは国際協力関連の書籍販売を行っています」
右:「海外など多方面から講師を招きセミナーやシンポジウムを行っています」