2〜3年前から学校教育の現場で取り上げられている「ゆとり教育」。最近では、子供達の学力の低下に繋がるとゆうことで、見直しが検討されている。やり方次第にだと思うのだが。
 では「開発教育」をとゆうものを知っているだろうか?1960年代に南の開発途上国でのボランティア活動に携わる欧米の青年たちによって始められたもので、日本には1980年代に紹介された。
 では、開発教育とは何か?
私たち一人一人が、開発をめぐる様々な問題を理解し、開発のあり方を考え、ともに生きることの出来る公正な地球社会作りに参加することを狙いとした教育活動である。
例えば、普段何気なく飲んでいるコーヒーを例にとってみる。
「1枚の写真も、どの部分を切り取って載せるか、どんな見出しをつけるかで印象はまるで違う。報道の意図を読み取ったり、違う視点で報道をみてみることも大事だ。」
飲んでいるコーヒーはどの国で栽培され、どんな過程を経て自分たちの手元に届いているのか?どんな人達がつっくっているのか?その人達の賃金はいくらなのか?
生活はどういったものなのか?貧しいのか、豊かなのか?
ほとんどの人が知ることもなければ、考えもしないだろう。
開発教育では、今ある事実を知り、自分にもつながりがあることを感じ、国際協力とはどうあるべきかを考えていく。
正解も間違えもない。自分のものの見方を創っていく。
そのきっかけを提供しているのが、今回取材をさせて頂いたDEAR。
広報担当の山田かおりさんが興味深い話を聞かせてくれた。
多くの情報が入り混じっている今、自分なりのものさしの必要性を更に強く感じた。
「ゲーム感覚で世界の貿易の仕組みを学ぶ教材。問題を知るだけでなく、違う立場の人への共感も生まれる。」
「大学生を中心に結成された「DEARユース」。自主的な勉強会のほか、
ワークショップの講師をしたりイベントに出展したりと、積極的に活動している。」
「ヨーロッパやアジアの人たちとも経験交流を行っている。
写真は、チェンマイの学校で行われている環境教育の授業。」