日本キリスト教海外医療協力会

〒169-0051
東京都新宿区西早稲田2-3-18-33

事務局:中野信三さん
電話のお相手 
山中信さん(切手部担当職員)
使用済み切手でできること!
日本キリスト教海外医療協力会では、バングラディッシュ、カンボジア、ウガンダへ医師、保健師、看護師を現地に派遣する費用や、現地の活動費用に使っている。段ボール箱に切手満載で、一箱10Kg。約5万枚〜10万枚の切手の量。実際に収集現場を見せてもらった。ビニール袋や紙袋に入った切手の束を、外国の切手、日本の切手に分けていく。日本の切手も、紙の封筒についているもの、ビニールの封筒に付いているもの、破れているもの、汚れているもの、使用済みでないものなどに瞬時に仕分けをしていく。沢山の切手の中に、きらりと光る物体は、クリップだったり、テレホンカードだったり、これも取り除いていく。一瞬で判断をして取り分ける早業。まさにゴットハンドである。更に、10箱を二列に並べ、仕分けをされた切手たちを、無造作に投げ込んでいく。1箱1箱だと、作業が丁寧になってしまい、効率が悪くなるそうだ。まるで大きな鍋に、野菜を投げ込み、料理をつっくっているような光景だ。ここにも、NGOのプロがいた。切手の収集によって年間2000万円もの収入になるそうだ。しかし、切手を欲しがるコレクターの注文に追いつかず、100箱以上の注文がたまっているそうだ。古切手を送ること。こんなに需要があるものだ。去年で40周年を向かえた日本キリスト教海外医療協力会は、日本で一番古いNGOで、パイオニア的存在である。今でこそ多くのNGO団体が存在し、ボランティアへ関心を示せば、どこででも参加が出来る。昔は、ボランティアをするためには、クリスチャンになることが一番の早道であり、そのルートしか一般には知られていなかったそうだ。もちろん、隣人を愛する精神を持ってこそだ。事務所の中はゆったりした時間が流れていて、話を伺った中野さんもやさしい口調で話をしてくれた。多くの人達を愛で包んでくれる、どっしり構えた、老舗といった雰囲気だった。

                               (まさのりレポート)
ゴム跳びをする子供たち
(カンボジアのプレイカバス) 
        
ンJOCS
プレイカバスの赤ちゃんを抱いた母親 
         
ンJOCS
プノンペンのトゥールスレイン博物館 
        
ンJOCS