特定非営利活動法人
 ブリッジ エーシア ジャパン

  〒151-0071 渋谷区本町3-39-3
        ビジネスタワー4階
   T e l:03-3372-9777  
   F a x:03-5351-2395
   e-mail:baj@jca.apc.org
ユ事務局長:新位石正弘さん
 大人たち、若者たち、女性たちが真剣な表情で作業に取り組む写真が沢山あった。ブリッジ・エーシア・ジャパン。
機械、車の整備の技術を学ぶ人、ミシンを使い、裁縫の技術を学ぶ女性、輪になって様々な楽器の演奏を楽しむ子供たち。どの写真を見ても生き生きしている。このブリッジ・エーシア・ジャパンとは、相互理解の橋を意図している。アジアと日本をつなぐ架け橋。逆に、日本とアジアをつなぐ架け橋。日本を含むアジア全体の架け橋。いろいろな意味合いを含んでいるという。
 ブリッジ・エーシア・ジャパンの活動は、
1:技術習得の機会を設ける。
2:技術を収入に結びつける場を作る。
3:生活環境の基盤整備を進め、地域の活性化を図る。
この3点を目標にしている。
 実際に、現地の人と協力をして作り上げた橋の写真を見せてもらった。見事である。車が通ることが出来る、同時に何人もの人が通行可能だ。当たり前の事だが、以前は、ただ木を組み合わたボロボロの橋で、車の通行はおろか、慎重に歩かなければ床板の間に足を挟んで踏み外しそうなものばかりだ。現地の人達はこういった橋の工事に加わり、技術を学び、次に隣の村にその知識を伝えて行く。自分達の手で、自分たちの村の環境を改善して行く。自分たちの手で成し遂げたときの喜びは大きいのだろう。現地の人は、出来ないのではなくやり方を知らなかっただけなのだ。とても専門的な分野での支援活動。アジアの職業訓練学校のようだ。
 今回お話を伺った、ブリッジ・エーシア・ジャパンの事務局長の新石正弘さんは、静かな口調ながら、笑顔で、ミャンマーに180個もの橋が完成していることを教えてくれた。
 今回取材で、改めて強く感じた事は、僕達は世界の中の日本を意識しつつも、アジアの一員であることを忘れてはならないと言う事だった。
 ブリッジ・エーシア・ジャパンが「アジアから世界に」そして「明日に架ける」沢山の橋となりますように!。
                                            (まさのりレポート)
家をなくし、避難を余儀なくされている家族
(アンパーラ:スリランカ南東部)
救援物資の配給(ムラティブ)
食糧の配給(マンナール:スリランカ北西部) 津波に破壊された町(ムラティブ:スリランカ北部)