4つの権利条
1、生きる権利
2、育つ権利
3、守られる権利
4、参加する権利

これは、児童の権利に関する条約で、すべての子供が等しく持っている権利と、それを実現するためにすべき事を定めた54条の国際条約である。世界の国々では、この、当たり前に思える権利を得る事すらままならない子供達がいる。
 今回は、世界の子供達の命と健康を守るために活動している国連機関、ユニセフの日本ユニセフ協会におじゃました。インタビューさせて頂いたのは、やさしい表情の中にもあふれる情熱を持った中井さん。その中井さんから驚く言葉を聞かされた。
10年前は、世界で2.5秒に1人の子供が死んでいた。2000年には3秒に1人の死亡率。
数字の上では子供達の生活状況が改善されたのであろう。が、まだまだ信じかたい数字だ。
 今では、子供の買春、人身売買、子供兵士問題などがクローズアップされているそうだ。
生きられたとしても、安全な、平和な、健やかな生活は得られない。これが世界の子供の現実だと思うと、更に胸が締め付けられる。
学校、街で見かける子供達の無邪気な姿は、平和な証拠なのであろう。
国際的に認知を得ているユニセフだからこそ出来る、世界規模の支援を、更に期待するのみである。